別れは急に訪れます。
推しの引退、親族の逝去、恋人との別れ。
まだ一緒にいてくれると思っていた人が急にいなくなるのは身が引き裂かれるほど苦しく辛いものです。
今回は私に最近あった死別の体験をまじえて以下のことを話していきたいと思います。
- 急な別れはどんな感情になるのか
- 別れの後悔を軽くする方法
死別から考える別れの感情
祖父との死別
今年、祖父が亡くなりました。
寝たきりになって数年間の長い長い闘病生活の末に亡くなりました。
その連絡を聞いたのはある平日の夜。
会社で疲れた心をいやすために日課のVtuberの配信を見ていた時です。
私のスマホに電話がかかってきて画面を見ると、どうやら父からの連絡。
すぐに電話を取ったんですが、その瞬間なんとなく電話の奥の空気が重く感じました。
そして、父からの一言。
「じいちゃんが亡くなった」
内心は、やっぱりそういう内容か…でしたよ。
その電話では「いつ戻ってこられるのか」「葬儀の予定はどうなっているのか」を軽く話しただけで終わりました。
人は別れの事実から目をそむく
みなさんは大切な人を失った瞬間を覚えていますか?
私はほとんどの場合、失った瞬間は事態が急すぎて理解できないのか、悲しみや辛いという感情はには出てきません。
ただ、「そういう事実が起こってしまった」ということはわかっています。
祖父との別れも例外ではありません。
父から亡くなった連絡を受けて「何をすべきか」くらいしか考えていませんでした。
- 喪服など「身に着ける物」一式の確認
- 会社への連絡と片づける仕事の確認
- 所持金の確認
- 葬儀の流れを頭の中で確認
別に祖父が嫌いだったということはありません。
むしろ多くの体験をさせてくれたので感謝しています。
冷たいと思いますか?
でも、それが「突然の別れ」の時の感情なんですよ。
何も感じないことは「何をしなければならないかを冷静に考えられる」ということなので、とても助かりますけどね。
ふとしたことで寂しさ悲しみが出てくる
先ほどでは失った瞬間は何も感じないと言いましたが、
- 何気ない会話
- いつもの習慣
- 物の整理
不思議なもので、ふとしたことから別れを実感し寂しく感じることが多いんです。
祖父の葬儀が終わって一息ついた頃、祖父母の家のソファーで私はくつろぎながら祖母と叔母の会話を聞いてました。
叔母がふと見上げて時計を見ると、時計はだいたい20時を指していました。
叔母「そういえばこの時間帯にだと、お父さん(私から見て祖父)を病院に送っていたね」
祖母「あの時は、早く病院に送らないと~って言ってバタバタしてたね」
今まで私たちは大抵の休日は昼頃に祖父を祖父母の家に連れてきて、一緒に夕食を食べ、20時くらいになったら病院に送っていくことが日常となっていたんです。
もうその必要が無くなり、ぽっかりと空いてしまった時間。
そんないつもと違う日常に、私は一人で虚しさを感じていました。
今でも、私は実家に一時的に運び出された祖父の服や病院で使っていたテレビを見ると、本当にもう戻らないんだなと痛感させられます。
失うことが怖い✖ 何をすべきか〇
失うことは怖いです。人によっては「自分の死」並みに怖がる人もいます。
しかし、怯えて立ち止まるだけでは何も対処できません。
- 今のあなたに何ができるのか
- なにをしたら相手が喜ぶのか
まずは少しだけでもいいのでそんなことを考えませんか?
私は「家族、友人、先輩、最愛のペット、大切な物」今までたくさんの大事な人や物を失ってきました。
それでも「ぽっかりと抜けた感覚」にはまだ慣れることができません。
だから、私は失うことは大嫌いです。
ふとした時にその寂しさを感じることも大嫌いです。
それでも、必ず別れは訪れてしまう事でもあることは理解しています。
一時期はそれが恐ろしくて「何もしたくない」「何もできない」ときもありました。
今でも偶に失う恐怖に飲まれそうになることはありますが、その時はまずはこのように考えるようにしています。
- その人に今何をしてあげられるのか
- どうすれば喜ぶのか
- 一緒に体験できる楽しい予定を立てられないか etc
そのあとはこのように考えます。
- 喜ぶことををするために私は何をすればいいのか
- 私には何が足りないのか
- 目標までにどんなことをしていけばいいのか etc
どっかの自己啓発みたいですね。ゴメンナサイ。
ただ、大切なのは怯えて立ち止まるのではなく、一歩だけでも前に進むこと。
それだけを考えてもらえれば幸いです。
最後に少しだけ質問させてください
- みなさんは自分の「家族、恋人、親友、ペット、推し」を失ったらどう思いますか?
- 失ったら生活はどう変わりますか?できるだけ具体的に考えてください。
- 失った時に後悔することは何ですか?できるだけたくさん答えてください。
- 失うところから逆算して「今からその人に何ができますか?」「今自分は何をすべきですか?」
後悔の無い人生なんてありません。
でも、「後悔は減らすことはできる」。
そんな風に思っています。
追記:「『やらない後悔』よりも『やった後悔』」やっと最近その言葉の意味が分かってきたヒツジです。
推しの引退前後に何をすればいいかは ↓に書いてあります。
ほんでは